Google口コミ
Google口コミ数は何件あれば良いのか?信頼を勝ち取るためのリアルな目安とは

「このお店、評判どうなんだろう?」
そう思ったとき、多くの人がまず見るのがGoogleの口コミですよね。
たとえば、あなたが初めて行くラーメン屋さんを探しているとしましょう。
A店は★4.5・口コミ4件、
B店は★4.3・口コミ195件。
このとき、どちらを選びますか?
口コミの“数”は、評価の“質”と並んで、私たちの意思決定に大きく影響します。
しかし実際は、「口コミって何件あれば信頼されるの?」という問いに対して、明確な基準を知っている人は案外少ないのではないでしょうか。
この記事では、Google口コミにおける「口コミ件数の目安」について、最新の海外調査をもとにわかりやすく解説していきます。
信頼性のあるビジネスプロフィールを作りたいあなたにとって、役立つ内容をギュッとまとめました。
INDEX
口コミ件数が重要な理由
なぜ「数」が重視されるのか?
Googleビジネスプロフィールにおいて、口コミ数は「信用の証」ともいえる存在です。
特にスマホ検索の時代では、ユーザーが短時間で判断を下すため、「口コミ件数=信頼度」という図式が自然に働いてしまう傾向があります。
たとえば、たった2〜3件の口コミしかない場合、「本当にちゃんと営業しているの?」「身内が書いてるだけでは?」といった疑念を持たれがちです。
実際のユーザーの心理とは?
英国の調査機関BrightLocalのレポート(2024年)のBrightLocal – Google Reviews Study によると、消費者の87%が「10件以上の口コミ」を最低ラインとして信用し始めると回答しています。
つまり、ある程度の件数がなければ、内容が良くても読まれない・信用されないリスクがあるのです。
何件あれば「信頼される」口コミ数なのか?
業種によって異なる「適正件数」
実は、必要な口コミ件数は一律ではありません。以下は業種別の目安です:
業種 | 信頼されやすい口コミ数の目安 |
飲食店 | 50〜100件以上 |
美容室・ネイルサロン | 30〜70件以上 |
整体・クリニック | 20〜50件以上 |
リフォーム | 20~50件以上 |
士業(税理士・弁護士など) | 10〜30件程度 |
オンラインサービス | 100件以上が望ましい |
このように、「口コミ件数の目安」は提供するサービスの性質や競合状況によって変わります。
競合他社との比較で目標口コミ数は変わる
口コミ件数の目安を考える上で、忘れてはいけないのが「競合との相対的な立ち位置」です。
Google検索では、特に地域名を含めた検索(例:「中野 美容院」「渋谷 カフェ」など)が多く、その際に表示されるビジネス情報は、周囲の店舗と比較される形で評価されます。
たとえば、あなたが東京都杉並区で整骨院を経営していたとしましょう。
Googleマップ上で「杉並 整骨院」と検索した際に、上位に出てくる競合の口コミ数がそれぞれ「32件」「45件」「29件」だったとします。
この場合、自院が口コミ15件では、候補から外されるリスクが高くなります。
まずは30件以上を目標とし、競合の“中央値”である40件前後を超えることが、検索ユーザーに「選ばれる」ための鍵になります。
逆に、周辺の店舗が口コミ10件前後しかなければ、20〜30件を集めるだけでも一気に優位に立てます。
つまり口コミ件数は、「絶対数」というのはなく、「相対数」で見られる傾向があるということ。これは、ユーザーが検索結果一覧をざっと見て判断する心理ともリンクしています。
「競合の口コミ件数と比べて自社はどうか?」の視点でチェックしてみましょう。
数とスコア両方を見るお客様の“比較目線”を意識しよう
実際の検索行動では、ユーザーは平均評価(☆の数)と口コミ件数をセットで見ています。
- ★4.2・口コミ12件のA店
- ★4.3・口コミ48件のB店
- ★4.0・口コミ85件のC店
この3つの選択肢が並んだとき、多くの人は「B店かC店のどちらか」に目が行くでしょう。
たとえA店が悪くないとしても、口コミが少ないだけで「情報が足りない=不安」と感じさせてしまうのです。
このように、「お客様目線で比較されたときに落とされないライン」は、地域の競合状況によって変動するという点をしっかり押さえておくことが重要です。
競合他社との口コミ数の比較がカギ
同じエリア内の競合他社と比較して、少なくとも平均以上の口コミ数があると有利です。
Googleは「相対評価」で表示順位を決める傾向があるため、単純に多ければ良いというより、「他より目立つこと」が重要です。
口コミ件数だけじゃない!注目すべき2つのポイント
① 評価の「平均スコア(☆の数)」
口コミが100件あっても、平均が★2.8では信頼を得るどころか逆効果です。
BrightLocalの同調査では、消費者の94%が「平均スコアが3.5未満」の店舗を選ばないと答えています。
理想は★4.2〜4.6程度。★5.0にこだわりすぎる必要はありません。むしろ自然さを出すには、★4.5前後がベストです。
② 投稿の「新しさ」
古い口コミばかりでは、ユーザーは「最近どうなの?」と不安になります。
常に最新の口コミが入っていることが、信頼感につながります。
実際、消費者の73%が「過去1ヶ月以内の口コミ」を重視すると答えており、新しい投稿の積み上げがカギです。
実際弊社のクライアント様のデータを見ると、口コミ投稿頻度が減ってきたタイミングと検索順位が落ちてきた時期では相関関係があるケースもありました。少なくとも毎月1~5件ほどはコンスタントに集めるのが理想です。
口コミを自然に増やすための工夫
声かけのタイミングを逃さない
サービス提供後、「ご満足いただけましたら、ぜひ口コミをお願いできませんか?」と一声かけるだけで反応率は大きく変わります。
スタッフが自然に声をかけるための台本を用意しておくのも効果的です。
QRコードやURLの活用
口コミページへの直接リンクをQRコード化して、店頭やレシート、LINEメッセージなどに組み込むのもおすすめ。
手間を減らすことで、投稿率がアップします。
インセンティブ(報酬)はNG?
Googleのポリシーでは、「金品や割引と引き換えに口コミを書かせること」は禁止されています。【参照元:Google口コミポリシー】
そのため、あくまで「自然なお願い」や「投稿しやすい環境づくり」に注力しましょう。
口コミの増やし方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ:最適な口コミ数を目指すには
最後に、この記事のポイントをおさらいします。
- 口コミ数の目安は業種によって異なる(目安:飲食50〜100件、美容30〜70件など)
- 最低でも10件以上は信頼の土台に必要
- 口コミの「質」「新しさ」「平均スコア」も重要
- 自然な声かけと投稿導線づくりがカギ
口コミは、いまや「無料で得られる最強の広告」。
地道な積み重ねが、お客さまの信頼と来店・成約につながっていきます。
最初の一歩として、「まずは10件を目標に」始めてみてはいかがでしょうか?
結局はスタッフ全員で、依頼の方法を仕組み化し、会社・店舗として総動員で口コミマーケティングを強化していくといった、意識改革が最短最速で効果を発揮します。
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