MEO対策
Googleビジネスプロフィール停止の原因と復旧手順【よくある違反事例と予防策】
「昨日まで普通に表示されていたのに、今朝Googleマップから消えている…」
こんな経験をされた経営者の方は、決して少なくありません。Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、ガイドライン違反により、突然停止・削除されることがあります。その瞬間、Googleマップ経由の新規顧客獲得は完全に途絶えてしまいます。
こんにちは、Asantech株式会社の高野です。
これまで、私たちは多くの企業から「Googleマップから消えてしまった」というご相談をいただいてきました。その中で気付いたのは、ほとんどの経営者が、自分たちが何をしたのか、なぜ削除されたのかを理解していないということです。
そこで今回は、Googleビジネスプロフィールが停止・削除される主な原因、そして復旧手順について、具体的な事例を交えて解説いたします。もし、あなたのビジネスプロフィールが停止されてしまった場合、この記事が一刻も早い復旧の手助けになれば幸いです。
INDEX
Googleビジネスプロフィールが停止・削除される主な原因

原因1:複数の店舗を1つのプロフィールで管理していた
実例:「東京都内に3つの支店があるので、1つのプロフィールで全部管理しています」
これは、非常に多い違反事例です。Googleのガイドラインでは、1つの物理的な店舗に対して、1つのビジネスプロフィールを作成することが定められています。複数の店舗がある場合は、それぞれ独立したプロフィールを作成する必要があります。
なぜ、このルールが存在するのでしょうか?それは、Googleマップの信頼性を保つためです。1つのプロフィールで複数の店舗を管理すると、営業時間や電話番号、住所などの情報が混在し、ユーザーが正確な情報を得られなくなってしまいます。
対策: 各店舗ごとに独立したビジネスプロフィールを作成し、それぞれを適切に管理してください。
原因2:営業していない時間帯に「営業中」と表示していた
実例:「夜間は営業していないのに、24時間営業と表示していた」
これも非常に多い違反です。営業時間の虚偽表示は、ユーザーに直接的な迷惑をかけるため、Googleは厳しく対処しています。例えば、「営業中」と表示されているのに、実際に訪問してみたら閉まっていた、という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
対策: 営業時間は常に正確に更新してください。営業時間が変わった場合、季節によって異なる場合は、その都度プロフィールを更新する必要があります。
原因3:他社の写真を無断使用していた
実例:「競合他社のWebサイトから写真をダウンロードして、自分たちのプロフィールに掲載していた」
Googleビジネスプロフィールに掲載する写真は、自社で撮影した、または使用権を持つ写真のみです。他社の写真を無断使用することは、著作権侵害であり、Googleのガイドライン違反です。
特に、飲食店や美容サロンでは、「きれいな写真を掲載したい」という気持ちから、無意識のうちに他社の写真を使ってしまうケースがあります。しかし、これは大きなリスクです。
対策: 必ず自社で撮影した写真を使用してください。写真の品質に自信がない場合は、プロのカメラマンに依頼することをお勧めします。
原因4:スパム的な口コミ返信
実例:「すべての口コミに対して、『ご利用ありがとうございました。ぜひまたお越しください』という定型文を返信していた」
一見すると、丁寧な対応に見えるかもしれません。しかし、Googleのアルゴリズムは、スパム的で機械的な返信を検出します。すべての口コミに同じ返信をしていると、「この企業は自動返信ツールを使っているのではないか」と判断され、ガイドライン違反と見なされる可能性があります。
対策: 口コミ返信は、各口コミの内容に応じて、個別に丁寧に返信してください。返信内容は、口コミの内容を反映した、具体的で人間らしいものにしましょう。
原因5:自作口コミ・ステマ
実例:「口コミが少ないので、自分たちで複数のアカウントから口コミを投稿していた」
これは、最も悪質な違反です。Googleは、不正な口コミ投稿を厳しく監視しており、検出されるとビジネスプロフィール全体が停止されることもあります。
自作口コミは、「バレないだろう」と思っているかもしれません。しかし、Googleのアルゴリズムは非常に高度で、以下のような特徴から不正な口コミを検出します。
- 同じIPアドレスから複数の口コミが投稿されている
- 短期間に大量の口コミが投稿されている
- 口コミの内容や文体が似ている
- 口コミ投稿者の他のアクティビティが不自然である
対策: 絶対に自作口コミは投稿しないでください。口コミは、実際のお客様からの自然な投稿のみが、Googleマップの信頼性を高めます。
原因6:ガイドラインに違反する内容の掲載
実例:「プロフィールの説明欄に、医学的根拠のない健康効果を記載していた」
特に、医療機関やサプリメント販売企業では、このような違反が見られます。Googleは、医療や健康に関する虚偽・誇大表示を厳しく監視しています。
また、以下のような内容も違反の対象となります。
- 政治的・宗教的な主張
- 差別的な表現
- 過度な割引や特典の約束
- 他社の誹謗中傷
対策: プロフィールの説明欄は、事実に基づいた、正確な情報のみを記載してください。
ビジネスプロフィールが停止・削除された場合の復旧手順

ステップ1:Googleからの通知を確認する
ビジネスプロフィールが停止された場合、Googleから通知が届きます。この通知には、停止の理由が記載されています。まずは、この通知を丁寧に読んで、何が違反だったのかを理解することが重要です。
通知は、以下の場所で確認できます。
- Googleビジネスプロフィールのダッシュボード内の「メッセージ」セクション
- 登録されているメールアドレスへのメール通知
ステップ2:違反内容を特定し、改善する
通知の内容に基づいて、違反内容を特定します。例えば、「複数の店舗が1つのプロフィールで管理されている」という通知であれば、各店舗ごとに独立したプロフィールを作成する必要があります。
重要: この段階で、自分たちの判断だけで改善しようとしないでください。Googleのガイドラインを再度確認し、必要に応じて専門家に相談することをお勧めします。
ステップ3:異議申し立てを提出する
Googleビジネスプロフィールのダッシュボード内には、「異議申し立て」または「復旧申請」のオプションがあります。ここから、以下の情報を含む異議申し立てを提出します。
異議申し立てに含めるべき情報
- 違反内容に対する反論(なぜ違反ではないのか、または既に改善したのか)
- 改善措置の詳細(何をどのように改善したのか)
- 企業の信頼性を示す情報(営業許可証、登記簿謄本など)
- 誠意のあるメッセージ
例文:「当社は、複数の店舗を1つのプロフィールで管理していたことが違反であることに気付きました。現在、各店舗ごとに独立したプロフィールを作成し、適切に管理しています。ご確認ください。」
ステップ4:Googleからの返答を待つ
異議申し立てを提出した後、Googleが内容を審査します。通常、審査には1~2週間程度の時間がかかります。この期間は、焦らず待つことが重要です。
Googleからの返答は、登録されているメールアドレスに届きます。
ステップ5:復旧またはさらなる対応
Googleの審査結果は、以下の3パターンです。
パターン1:復旧が認められた場合
ビジネスプロフィールが復旧され、再びGoogleマップに表示されるようになります。この場合、今後ガイドラインを厳密に守ることが重要です。
パターン2:復旧が認められなかった場合
さらなる改善措置が必要な場合、Googleから具体的な指示が届きます。その指示に従い、改善を進めてください。
パターン3:復旧できない場合
残念ながら、ガイドライン違反が重大である場合、復旧が認められないこともあります。その場合は、新しいビジネスプロフィールを作成することが必要になります。
新しいビジネスプロフィールを作成する場合の注意点

前のプロフィールが復旧できない場合、新しいプロフィールを作成する必要があります。この際、以下の点に注意してください。
注意点1:前のプロフィールと同じ情報を使わない
新しいプロフィールを作成する際、前のプロフィールと同じメールアドレスや電話番号を使用しないでください。Googleは、同じ企業による複数のプロフィール作成を検出し、新しいプロフィールも停止する可能性があります。
注意点2:正確な情報のみを登録する
新しいプロフィールには、必ず正確な情報のみを登録してください。営業時間、住所、電話番号など、すべての情報が正確であることを確認してから登録します。
注意点3:ガイドラインを厳密に守る
新しいプロフィールが停止されないよう、Googleのガイドラインを厳密に守ることが重要です。特に、以下の点に注意してください。
- 営業時間は常に正確に更新する
- 掲載する写真は必ず自社撮影のもの
- 口コミ返信は個別に丁寧に行う
- 自作口コミは絶対に投稿しない
ビジネスプロフィール停止を予防するチェックリスト

停止されてから対応するのではなく、事前に予防することが最も重要です。以下のチェックリストを参考に、定期的に自社のプロフィールを確認してください。
基本情報の確認
- 営業時間は正確か?(季節変動や臨時休業は反映されているか?)
- 住所は正確か?
- 電話番号は正確か?
- ウェブサイトのURLは正確か?
複数店舗の管理
- 複数の店舗がある場合、各店舗ごとに独立したプロフィールを作成しているか?
- 複数のプロフィールを管理している場合、それぞれ異なるメールアドレスで登録されているか?
写真と動画
- 掲載している写真は、すべて自社撮影のものか?
- 他社の写真を無断使用していないか?
- 写真の品質は適切か?(不鮮明な写真や不適切な画像がないか?)
口コミ対応
- 口コミ返信は、各口コミの内容に応じて個別に行われているか?
- 定型文のみの返信になっていないか?
- 自作口コミを投稿していないか?
プロフィール説明
- 説明欄の内容は事実に基づいているか?
- 医学的根拠のない健康効果や誇大表示がないか?
- 政治的・宗教的な主張や差別的な表現がないか?
ガイドライン遵守
- 最新のGoogleビジネスプロフィールガイドラインを確認しているか?
- ガイドライン違反の可能性がないか?
停止されてしまった場合、専門家に相談することをお勧めします
ビジネスプロフィールの停止は、企業にとって大きなダメージです。Googleマップ経由の新規顧客獲得が完全に途絶えてしまうため、売上に直結する問題です。
しかし、多くの経営者は、「何をしたのか分からない」「どうやって復旧すればいいのか分からない」という状況に陥ってしまいます。
そんな時は、専門家に相談することをお勧めします。
Asantechでは、ビジネスプロフィール停止の原因特定から復旧手順まで、専門的なサポートを提供しています。これまで、多くの企業のプロフィール復旧を支援してきた実績があります。
ビジネスプロフィールが停止されてしまった場合、一刻も早い対応が重要です。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
まとめ:予防が最善の対策
Googleビジネスプロフィールの停止は、事前に予防することが最善の対策です。営業時間の正確な更新、自社撮影の写真の掲載、個別の丁寧な口コミ返信など、基本的なガイドラインを守ることで、停止のリスクを大幅に減らすことができます。
もし、停止されてしまった場合でも、適切な対応により復旧の可能性があります。大切なのは、早期の発見と迅速な対応です。
あなたのビジネスプロフィールは、今この瞬間も、Googleマップ経由の新規顧客を呼び込む、重要な資産です。その資産を守るために、ガイドラインを厳密に守り、定期的に確認することを心がけてください。
ビジネスプロフィール停止に関するご相談、復旧支援、予防策の構築など、何かご不明な点やお困りのことがございましたら、ぜひAsantechにお気軽にお問い合わせください。