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工務店・リフォーム業のMEO対策完全ガイド【成功への道筋5選】

アサンテック株式会社です。建築・住宅業のWebマーケティングに強い当社が、MEO対策の道筋について解説します。

1. MEO対策|これだけ知っておけばOK

そもそもMEOとは?

MEOとは簡単にいうと、「お問合せを増やすために、Googleマップを最適化して運用するマーケティング施策の一つ」です。一般的には「マップエンジン最適化」と言われており、”Map Engine Optimization”の頭文字をとって、MEOと言います。

PCやスマホで何かを検索する我々は、一般的にググって検索する以外に、Googleマップなどの地図検索エンジンでも検索します。その際、他社よりも自社や自店舗を上位表示させるために最適化をしておく必要があります。

近くの店舗を探す検索ニーズの増加

昨今MEOが重要視されてきた時代背景の一つとして、スマホ普及に伴う「近くの〇〇」といった位置情報を含む検索の増加があります。ユーザーの多くが移動中や外出先で「この近くに○○といった店舗やサービスってないかな?」とマップ検索します。

このトレンドは飲食業や店舗ビジネスだけでなく、建築業界でも同じです。

リフォーム会社・工務店・塗装屋などは、基本的に地域密着型でビジネスを展開しています。地域でリフォームを頼みたいお客様は、遠く離れた工務店に頼むより、できるだけ近い所にある工務店さんに頼みたいと思っている方も多いのです。

ローカル検索されたときに自社が検索ヒットすることで、お問合せ率を上げらえるという訳です。リフォーム業でMEOは欠かせません。

MEOとSEOの違い

「SEOとの違いは何なの?」と聞かれることが多いです。MEOとSEOは、どちらも検索結果での上位表示を目指す点では似ていますが、簡単にいうと、下記のように覚えておけば大丈夫です。

・MEOはGoogleマップでの対策
・SEOはWebサイトの対策

SEOは主にWebサイト(ホームページ)の自然検索結果での上位化を目指し、サイト内の最適化や施工事例記事とブログの作成、外部リンク獲得などの施策を行います。

一方、MEOはGoogleマップなどの地図検索での上位化を目指すので、Googleビジネスプロフィールという媒体を活用します。

また、SEOが全国的な範囲を対象とするのに対し、MEOは特定の地域に焦点を当てる特長があるので、MEOは地域密着型のリフォーム業にとっては特に効果的なのです。

2.工務店・リフォーム会社がMEO対策をするメリット

MEOの重要性がわかったところで、次に工務店・リフォーム会社がMEO対策をするメリットについて解説します。

メリット①:地域で知名度が上がる

例えばユーザーが

・「近くのリフォーム会社」
・「〇〇市の工務店」
・「〇〇区 外壁塗装」

などと検索した際に、自社のGoogle情報が上位に表示されることで、潜在顧客に自社名をすぐに知ってもらえる可能性が高まります。

Web集客でもオフラインでも同じですが、とにかく「認知獲得」がないとお問合せを得ることができません。

「この地域でリフォームするなら、よく見るあの会社に相談してみようかな」と思ってもらえたら、正直”勝ち”です。上記のようなキーワードで検索された際に、自社のGoogleビジネスプロフィールを出すことで、地域内での知名度が大幅に向上し、集客、そして売上に寄与するのは間違いありません。

メリット②:近場の施工案件を獲得しやすい

工務店やリフォーム会社にとって、近隣地域から受注案件を増やすことは、何よりも重要な目標の一つではないでしょうか。

MEO対策により地域検索で上位表示されることで、まさに主戦場としている近場案件の獲得率が大きく高まります。

リフォーム業はただでさえ「近くの工務店さんに施工をお願いしたい」といった距離ニーズが強い業種ともいえます。近隣顧客の案件は、移動時間やコストの削減につながり、採算が高くなりやすいことも、メリットの一つでしょう。

また、新規案件だけでなく、OB顧客への定期検査での訪問でも、できるだけ近い距離の方がよいでしょう。対応スピードの早さでも、顧客満足が得られやすく、口コミで高評価に繋がる可能性もあがります。

メリット③:施工の口コミで信頼を獲得できる

Google口コミを投稿してもらうことで、MEOの検索順位でプラスになりえます。

意外と知られていないのですが、リフォームという比較的大きなお買い物では、失敗したくないという損失回避の心理が強く働くので、口コミを事前にしっかり見るお客様は多いです。

口コミで確かな施工力、お客様対応などをアピールすることで、信頼を獲得できます。

信頼感をもったお客様からのお問合せは、商談の契約率も高くなる傾向があるので、口コミ対策を強化し、MEOを成功させましょう。

メリット④:費用対効果がとれやすい

MEO対策は、他の広告手法と比較して費用対効果の高いマーケティング戦略といえます。

初期投資は主にGoogleビジネスプロフィールの最適化やその他必要な対策に集中し、継続的な大規模広告費用は必要ありません。ランニングコストも3~5万円がMEO業界の相場なので、SEOやリスティング広告と比較すると安価です。

一度上位表示を獲得すれば、長期的に安定した集客が見込めるため、広告費の削減にもつながります。

もちろん、数か月後に成果がでる会社もあるので、即効性がでにくいケースもたまにありますが、中長期的に経営を安定させる点においては、投資対効果は時間とともに向上していくといえるでしょう。

限られた予算で最大限の効果を得られる点が、中小規模の工務店やリフォーム会社から注目される理由です。

メリット⑤:相見積りでも成約率を上げられる

こちらのメリットは意外と知られていませんが、理解しておくべきポイントです。

リフォームのお問合せで事業者にとっての大事な課題の一つが、相見積もりで競合に勝つこと。

営業力・提案力を磨き受注率を上げていく取り組みはもちろん必要ですが、MEO対策をしっかり行うことで、外部からの「見られ方」が良くなり、アイミツをとられていてもお客様に選んでもらいやすくなる事例はよく聞きます。

理由をもう少し詳しく説明すると、ユーザーをMEOで興味付けをして問合せ先の有力候補としてあがった状態で、Webサイトに飛んできてもらうので、その時点で問合せ確度が高いユーザーを獲得できています。「もうこの会社にリフォームをお願いしたい」と思っている状態なので、成約率も高い、といったロジックです。

もちろん例外はありますが、アイミツでの勝率を少しでも高める手段として、MEO対策は有効なのです。

MEOで成果を出すポイントは2つ

MEOで成果を出すうえで、まず大きな対策方針について理解しておきましょう。

細かな施策の説明のまえに、原則として、以下の2つの対策にベクトルを向ける必要があります。

①Google対策

Google先生のAIから評価を得るための対策のこと

②ユーザー対策

ユーザー(人間)の興味関心を得るための対策のこと

よく見落とされがちなのが、後者の②。

Googleで上位表示だけすれば効果が出ると過信する方も多いですが、実際にお問合せ行動をとるのはお客様です。「Googleの向こう側ではお客様本人が見ているんだ」という人間を意識することは欠かせません。

このユーザーに興味関心を持ってもらうことも視野に入れながら、次のGoogleビジネスプロフィールの活用方法を見ていきましょう。

Googleビジネスプロフィールの活用方法

①自社アカウントの「オーナー登録」を完了させる

自社のGoogleビジネスプロフィールの持ち主であることを証明するために、オーナー登録という認証作業を行う必要があります。

登録することで、店舗情報の管理権限を得られ、自社で操作することが可能になります。

登録手順は、Googleマップで店舗を検索し、「ビジネスオーナですか?」を選択後、電話、メール、ハガキのいずれかの方法で確認コードを受け取り、入力することで完了。

これにより、第三者による情報の書き換えを防ぐことができます。

参考

自社でGoogleビジネスプロフィールを開設していなくても、GoogleがWeb情報の様々な情報を読み込み、勝手にオフィスの住所にアカウントを作ってしまう場合があります。要は空っぽの箱だけ出来上がるイメージです。

その場合も、ビジネス プロフィールの下にある [ビジネス オーナーですか?] をクリックして、オーナー登録作業を進めればOKです。

②情報の最適化

基本情報を正確に掲載することは、地域検索での上位表示を実現する上で非常に重要です。

  • 店舗名(ビジネス名)
  • 住所
  • 電話番号
  • 営業時間
  • カテゴリー
  • 提供サービス
  • ビジネス説明文
  • 商品カード

を正確かつ最新の状態で設定しましょう。

ビジネス名にキーワードを意図的に入れ込むことは、Googleペナルティー違反ですので、実際の会社名(店舗名・屋号)をそのまま記載するようにしてください。

③NAP情報の統一

  • Name(店名)
  • Address(所在地)
  • Phone(電話番号)

の3点の頭文字を組み合わせたものが、NAPといいます。

GoogleビジネスプロフィールとWebサイトのNAP情報を統一することで、Google評価が集中し、検索順位に寄与するメリットがあります。

漢字・ひらがな・カタカナの表記揺れをなくすことや、半角・全角を統一することにも注意しましょう。

また、リフォーム会社でよくあるのが、お問合せ先の電話番号が、固定・携帯・フリーダイヤルの3つがバラバラに設定されていること。メインの問合せ番号を決めて、必要であればWebサイト修正も検討してよいでしょう。

④SNSを追加

2023年にGoogleビジネスプロフィールに仕様変更があり、SNSリンクを設定できるようになりました。設定できるSNSは下記の通り。

  • TikTok
  • X(エックス)
  • Youtube
  • Facebook
  • Instagram
  • LinkedIn
  • Pinterest

この機能の存在を知る人がまだ少なく、SNSが未設定になっているアカウントも多数見られます。SNSの写真や動画は、他社との差別化ツールとして貢献するので、まだの方は設定をオススメします。

ちなみに、SNSはGoogleマップアプリからは見ることができず、ブラウザ検索でのみ表示されます。(個人的には、Googleマップのアプリからも見れるようになってほしいですが…)

⑤最低限の口コミを掲載

実は口コミが0件なのと1件以上あるのでは、Googleビジネスプロフィールの見栄えが雲泥の差です。口コミが1件でも掲載されると黄色い★マークがつきます。それだけでも信頼性アップに繋がります。

アカウント開設をしたら、早急に最初の口コミ1件を集めましょう。

また、口コミに対する返信では、人間味ある回答や、専門知識を活かした丁寧な説明を心がけ、施工の技術力や経験値を間接的にアピールすることができます。

リフォーム会社・工務店がMEO対策を成功させる施策5選

1:写真のバリエーションを増やす

リフォーム会社や工務店の場合、施工事例や完成邸の写真が特に重要です。外観だけでなく、内装や細部にまでこだわった写真を追加することで、技術力や品質の高さをアピールできます。

またそれ以外にも、これらの写真を掲載するのを推奨します。

  • スタッフや職人の作業風景(人を見せる写真)
  • 使用する工具や材料の写真
  • 店舗の内観、外観。特にショールーム完備の店舗
  • 会社名入りの看板

ユーザーは様々な関心をもっているので、できるだけバリエーションが多い方が、信頼感の醸成に役立ちます。

店舗の外観や看板写真は、店舗の実在性をGoogleのAIに証明するGoogleビジネスプロフィールの認証にも寄与します。

写真アップロードの頻度としては、一日に何十枚ではなく、毎日数枚ずつアップロードが原則。一度にドカッと更新するのではなく、「定期更新」をGoogleは評価する傾向にあるといわれているので、コツコツ掲載する方がよいでしょう。

2:施工事例の投稿

Googleビジネスプロフィールの「最新情報の追加」からコンテンツの作成ができます。コンテンツの定期更新は、Google検索順位にプラスになり得るのに加えて、以下のようにユーザーに対してもメリットがあります。

具体的な施工例を詳細に紹介することで、ユーザーに自社の技術力や品質の高さを視覚的にも伝えることができます。Before/Afterの写真や動画、施工プロセスの説明、使用材料の紹介など、多角的な情報を盛り込むことが重要です。

施工で実際に工夫したことを書くことで、「ここに頼めば良いリフォームをしてくれそう」と思ってもらえる可能性も上がるでしょう。

3:地域イベントとの連携

「あれ?どういうこと?」と思った方もいると思いますが、実は地域イベントとの連携は、オフラインとオンラインの両面でMEO対策を強化する方法なのです。

よく地方のハウスメーカーがやっているケースが多いですが、地域の祭りやイベントに参加し、ブースを出展したり、ワークショップを開催したりすることで、地域住民との直接的な接点を作ることができます。

これらのイベント参加をGoogleビジネスプロフィールで告知し、当日の様子を写真や動画で投稿することで、地域での存在感をアピールすることにもなります。

また、イベント参加者から口コミを投稿してもらうことで、自然な形で口コミ数を増やすことができます。このような活動を通じて、「地域に根ざした企業」としてのブランドイメージを構築し、結果的にMEO対策の効果を高めることができるのです。

4:予約機能を活用

Googleビジネスプロフィールに「予約機能」があることをご存知でしょうか?この機能を活用することで、ユーザーはGoogleから直接、見積もり依頼・相談問合せ・ショールーム来店予約などの予約ができるようになります。

遷移先のURLは、Webサイトの問合せページ、LINE公式などが一般的です。

※LINE公式はお問合せの心理的ハードルが低いので、メールフォームで聞くまではないけどサクッと聞きたいニーズをもつユーザーからの問合せ最大化につながるのでオススメです。

ちなみに、予約機能の利用率が高まると、Googleのアルゴリズムにおいてビジネスの活性度が高いと評価され、検索結果での表示順位向上につながる可能性があります。

5:Google口コミを集める

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実はコツがあります。

リフォーム業において、お問合せの反響が得られやすい代表的な口コミは以下内容のレビューです。

  1. 施工前の悩み
  2. 自社を選んでくれた決め手
  3. 施工後の感想
  4. 提案力や施工力
  5. 職人や営業マンに対する評価
  6. 見積金額について

ユーザーは我々が思っている以上に口コミを見ます。将来問合せするであろう潜在顧客が事前に知りたい情報は様々です。いろんなニーズに刺さる口コミを集めておくことで、お問合せが最大化するでしょう。口コミの数と質を高める取り組みは欠かせません。

避けるべきMEO対策の落とし穴

キーワードの過剰使用のリスク

これ未だにやっているMEO業者がいるのですが、ビジネス名や住所、説明文にキーワードをゴリゴリに詰め込むことはGoogleペナルティー違反なので注意です。

例えば、表参道の美容室だからといって、「表参道」というキーワードを不自然にビジネス名に入れ込むと、Googleにバレたときに一発アウト。Googleのガイドラインに違反し、アカウントの停止や検索結果からの除外につながる恐れがあります。自然な文脈でキーワードを使用し、ユーザーにとって有益な情報を提供することが重要です。

実際に弊社がご支援している美容室でも、以前の業者がキーワードを詰め込みすぎたせいで、「美容室」と検索してもピンすら立たない状態に陥っているところがありました。。本当にあった怖い話です…。

特典付きクチコミ依頼の危険性

口コミ投稿の見返りに、アマゾンギフト券やクオカード、サービスの値引きなどの特典や報酬を提供することは、明確なGoogleのガイドライン違反です。

このような不正行為がGoogleに発覚した場合、Googleビジネスプロフィールの公開停止や、検索結果からの除外など、深刻な影響を受ける可能性があります。

ただ、それ以上に注目すべきは、新しく施行された「景品表示法」です。

2023年10月1日より、ステルスマーケティングは景品表示法の規制対象となった。いわゆる「ステマ規制」です。何か特典をあげるからと言って「やらせ投稿」をもらうと、会社が景品表示法違反として罰せられることになっています。

あくまで感謝の気持ちとして特典を提供するのは問題ないと言われていますが、慎重に越したことはありません。法的側面をふまえて取り組む必要がありそうです。

MEO対策の成功事例

当社のクライアント様で成果が出た事例記事を紹介します。

さいごに:他社に勝つMEO対策ならアサンテックにお任せください!

今回の記事ではMEOのノウハウについて解説していきました。どれも実践的なのでぜひ取り入れてみてください。

ただ、率直な話をすると、自社で簡単にできる施策は同業他社も既に実施しているケースが多いです。他社と違うことをやるから、勝つというのがGoogleでの原則です。

当社はリフォーム会社・工務店・塗装会社様のMEO対策に特に力を入れて支援してきました。

集客力を早いうちに上げていきたいとお考えの企業様は、当社にお気軽にご相談ください。

貴社のGoogleの状況を拝見した上で、課題を解決するためのMEO対策に関してご提案させていただきます。ご興味ある方は下記リンクからお問い合わせください。

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